女優・吉高由里子主演のＴＢＳドラマ「最愛」が第５話放送を終え、後半に向けて、ネット上で白熱する今後考察では、田中みな実が演じるフリーライター橘しおりの素性にも注目が集まっている。

　元大手新聞社の敏腕記者時代は、主人公・梨央（吉高）の母・真田梓（薬師丸ひろ子）率いる真田グループと関係良好だったが、現在は真田の闇を追っている。

　一連の事件自体とは距離がある存在とも目されたが、第４話で、真田ウェルネス専務・後藤（及川光博）の指示で、情報屋だった梨央の弟・優（高橋文哉）が素性を調査。１５年前の白山大学陸上部寮で発生した大学院生・渡辺失踪（遺体発見）事件との関連を指摘する考察が、盛り上がっている。

　優の調査では、橘しおりの母校は法都大学で、白山大学と駅伝で競う相手として交流があることが描写されてきた。

　また橘が在学中の２００６年９月から１年間、休学している理由が不明（そのころに両親は離婚）とされたが、１５年前の事件発生時期と一致するため、事件との関連を示唆する伏線との見方が強まっている。

　事件があった嵐の夜、失踪直前に渡辺が参加していた男子寮のパーティーに、陸上部女子マネジャー（水崎綾女）と一緒に忍び込んできた女性がいた。スウェット姿で顔は映っていなかったが、この女性が橘ではないかとの考察も。渡辺に近い存在だった、あるいは女子マネジャー同様に渡辺から被害を受けていたなどで、事件の真相解明に関わってくるとの見方が強まっている。

　公式インスタグラムでは次回第６話で、考察で重要人物と目される当時陸上部員の富山県警刑事・藤井（岡山天音）が登場することを伝えるほか、撮影合間のショットなどを多数掲出している。