米俳優アレック・ボールドウィンが銃誤射 女性スタッフ死亡、監督負傷 映画撮影中に

 米俳優アレック・ボールドウィン(63)が21日、西部ニューメキシコ州サンタフェ郊外の映画の撮影現場で女性スタッフ(42)を小道具の銃で撃ち、女性は搬送後に死亡が確認された。ジョエル・ソウザ監督も負傷。誤って撃ったとみられ、地元当局が詳しい状況を捜査している。米メディアが伝えた。

 米芸能メディア「デッドライン」は関係者の話として、リハーサル中に弾薬の種類について把握しないまま銃の引き金を引き、2人に命中したと伝えた。女性は腹部を、ソウザ監督は肩をそれぞれ撃たれたとみられる。

 ボールドウィンはトランプ前米大統領の物まねでも知られる。撮影中の映画「Rust」(原題)はボールドウィンとソウザ監督の原案。撮影現場での誤射では、1993年に故ブルース・リーの息子ブランドン・リーさん=当時(28)=が死亡している。

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