片山慎三監督 釜山映画祭で商業デビュー作絶賛 主演・佐藤二朗は「意外性が出て怖い」

リモートでヨン・サンホ監督と対談する片山慎三監督=東京・六本木
会見した片山慎三監督=東京・六本木
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 映画監督の片山慎三氏(40)が11日、都内で映画「さがす」(22年公開)の第26回釜山映画祭ワールドプレミア上映後のリモートQ&Aを行った。

 「パラサイト 半地下の家族」で米アカデミー賞監督となったポン・ジュノ氏の助監督などを経験した片山監督の商業デビュー作。指名手配犯を目撃し、姿を消した父と、その行方を追う娘の姿を佐藤二朗(52)主演で描く。

 現地からは佐藤の起用理由を問う質問が寄せられ、片山監督は直筆の手紙と当て書きした脚本を送って熱烈オファーしたことを告白。コメディー俳優の印象が強いが「だからこそ裏があるお父さん役を演じたら意外性が出て怖いんじゃないか、二面性が強調されるんじゃないかと思ってお願いしました」と説明した。

 韓国にいる「新感染 ファイナル・エクスプレス」のヨン・サンホ監督とのリモート対談も実施。ヨン監督から「片山監督のような創作者に果敢な投資を行い、予算をつけていけば必ず素晴らしい作品ができるはず」と絶賛された片山監督は、プロデューサーと目を合わせ「お願いしますね」とニヤリだった。

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