志田彩良“変顔”上等「ドラゴン桜」でクールな優等生 素顔は裏腹!?

 4月クールのドラマ「ドラゴン桜」で東大専科の優等生・小杉麻里を演じ、鮮烈な印象を残した女優の志田彩良(22)が、主演映画「かそけきサンカヨウ」(15日公開)でも存在感を発揮している。「愛がなんだ」など繊細な感情描写で高く評価される今泉力哉監督の新作。ドラマ、映画と話題作に次々と出演する若き演技派を直撃すると、クールな役どころとは裏腹に変顔上等のノート魔!?の素顔が見えてきた。

 映画では父の再婚により義理の母妹と暮らすことになった高校生・陽の成長と淡い恋が描かれる。思春期の複雑な感情の移ろいを体現するため、志田はいつも役についてのメモを書き込んでいる「役作りノート」を封印。本作で3度目の顔合わせとなる今泉監督への信頼も深く「あえて何も考えず、現場で生まれるものを大事にしようと思った」という。

 恋の相手役は「ドラゴン桜」でも共演し、時に敵対するような役柄だった鈴鹿央士(21)。撮影は本作の方が1年ほど前だが、ドラマとは真逆な関係性の2人が新鮮に映る。

 映画後も連絡を取り合う仲だっただけに「央士君に嫌なイメージがなくて(ドラマでは)演技がうますぎることへの嫉妬と対抗心を怒りに変えて演じていました」と振り返る。

 小6の時、母が志田の写真をネットにアップし、目にした事務所関係者にメールでスカウトされた。「真っ黒に日焼けしたツインテールの女の子の写真。いまだに母と『なんでこの写真で声をかけてくれたんだろう?』と話します」と笑う。

 14年の初オーディションで女優デビュー。目標を書き込む「夢ノート」、先輩たちの金言を刻む「いい言葉ノート」と「役作りノート」を使い分け、ノート魔となって成長してきた。「実現したいことは言葉にした方がいい」。言霊への信頼もノートに記した言葉の一つだ。

 映画の宣伝では、初バラエティーとなる「しゃべくり007」に出演。緊張のあまり「朝7時くらいまで眠れなくて、ほぼ記憶がないです」と苦笑いするが、本番では変顔を繰り出すなど爆笑をさらった。クールな役柄が多いが、素顔は明るく「友達には『やっと素が出せたね』と言われました。学校では毎日、変顔をしていたので」と評判は上々だ。

 映画タイトルにある「サンカヨウ」は多年草の名前。雨にぬれると白い花が透明になる不思議な特性を持つ。キレイな花を咲かせ、時に透明になり…さまざまな顔を持つ女優として根を張っていく。

 ◇志田彩良(しだ・さら)1999年7月28日生まれ。神奈川県出身。小6でスカウトされ、13年に「ピチレモン」の専属モデルとしてデビュー。14年の映画「サルビア」で主演に抜てきされ、女優業を開始した。シリーズ化されたドラマ「ゆるキャン△」(20、21年放送)の斉藤恵那役、高視聴率を記録したドラマ「ドラゴン桜」の小杉麻里役で注目を集める。「Backlog」のCMも話題。A型。164センチ。

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