落語家の林家木久扇(旧名木久蔵=83)が考案した「林家木久蔵ラーメン」を製造販売する福岡市の食品会社が、商標権の期限が切れているのに対価を支払わされたなどとして、木久扇の事務所に約4200万円の損害賠償を求め福岡地裁に提訴したことが17日、分かった。同日の第1回口頭弁論で、事務所側は争う姿勢を示した。
食品会社は05年、事務所と1食5円の対価支払い契約を締結。今年になり商標権の期限切れが判明し対価支払いの停止を求めたが、一方的に契約解除を通告され、出荷停止や在庫処分などの損害を受けたとしている。