元が～まるちょばのケッチが６日、大阪市内で初のソロ舞台（１１月２７日、兵庫県立芸術文化センター）の取材会を行った。

　２０１９年３月末でが～まる－を脱退したケッチは、報道陣にパフォーマンスを公開。パントマイム、ジャグリングなどを披露し「『フィジカルコメディ』をキャッチフレーズにしようかなと思う」と力を込めた。が～まる－結成前の約２５年前に単独で初めて遠征した場所が兵庫・神戸の新開地だったといい、兵庫がソロ初舞台となったことに「面白い巡り合わせ。いいスタートが切れそう」と笑顔を見せた。

　が～まる－脱退後のケッチは欧州に渡り、ドイツ、イギリス、フランス、イタリアなどで芸を学んだ後、昨年３月に舞台の演出の仕事で行ったオーストラリアでコロナ禍となり帰国。妻の実家がある長崎を経て現在は福岡に在住しているという。

　元相方のＨＩＲＯ－ＰＯＮが、７月２３日の東京五輪開会式で披露したピクトグラムパフォーマンスは見たという。２人でたまにやりとりをしているというが、ケッチは「あのパフォーマンスについては話をしていない」とした。

　「（１２年）ロンドン五輪（開会式）で（『Ｍｒ．ビーン』を演じる英俳優）ローワン・アトキンソンさんが出てて、（周囲から）『が～まるちょばも東京でやるときは出てね』と言われたが、無理だろうなと思ってた。向こう（アトキンソン）は世界中で知られてる。コメディを日本のオープニングセレモニーで入れようと考える人はいないと思った。（実際は）無理じゃなく（元相方が）出てたので、第一報を聞いたときはびっくりした」と告白した。

　さらに、「評判が良かったみたいで。世界中で言われてたみたいで良かったと思った。（映像を）見てすぐに、あの会場でライブで着慣れない服を着て、道具をもらって、時間軸が決まった中であれをやるのは相当、大変だろうなと同業者として思った」と感想を明かした。