関口宏、「サンモニ」で工藤会会長への死刑判決を「不思議な展開」と表現

 俳優の関口宏が29日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、今月24日、福岡地裁が、特定危険指定暴力団「工藤会」のトップで総裁の野村悟被告に対し死刑、ナンバー2で会長の田上不美夫被告に対し無期懲役の判決をそれぞれ下したことを「不思議な展開」と表現した。

 野村被告は北九州元漁協組合長射殺事件など「市民襲撃4事件」の首謀者とされ、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)の罪に問われていた。判決では野村被告を首謀者と認定し、指定暴力団のトップに初めて死刑を言い渡した。

 事件・裁判の概要をまとめたVTRの後に関口は、キャスターの松原耕二氏に「不思議な展開になったように見えますが」と問いかけた。物的証拠が少ない中で下された死刑判決を「不思議」と表現したとみられる。

 松原氏は「驚いたし、相当踏み込んだ判決だったと思います。組員が犯行を犯しても、トップまではなかなか、証拠がないということで行かなかった。裁判所としてはとにかく証言を重ねることでトップの責任も問う、という判決を出したと思う」と解説。さらに「一方で直接の証拠がないのに本当に大丈夫かという指摘もあって」と「不思議」の部分を具体的に補強して解説した。

 野村被告は死刑判決を言い渡された後、福岡地裁の裁判長に「生涯、このこと後悔するよ」などと発言。弁護人は野村被告が25日、判決を不服として控訴したことも明らかにした。

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