小池知事の変わり身発言に識者驚き 「五輪パラ中止論につながることを心配か」

 フジテレビ系「バイキングMORE」が29日、東京都の小池百合子知事が28日に東京都公式YouTubeで語った新型コロナ感染拡大についての発言を伝え、時事通信解説委員・山田惠輔氏は「ここにきてむしろ危機感を広げないようにしようと切り替わったのは、ちょっと驚き」と話した。

 番組では、小池知事が話した内容を紹介。「ワクチン接種がかなり加速した。重症化しやすい60代以上の割合が減っている今、今後重症者数の動向を注視していく必要があるが、第3波のときとは状況が異なると認識している。デルタ株の影響を考えると若者や中高年世代にどうやってワクチンを早く行き渡らせるかということが重要」と危機感のない、淡々としたものだった。

 これに、山田氏は「この発言はある種衝撃。専門家の先生がかなり危険であると言ってそちらの方を強調してきて、小池さんもそちらの方に重点を置く発言をしてきたのに、ここにきてむしろ危機感を広げないようにしようと切り替わったのは、これはちょっと驚き」と指摘。

 その真意について「おそらく小池さんは、このまま(感染が)広がったことでどんどん危機感が強まると、また五輪中止論とかパラリンピック中止論につながってしまうことをひょっとしたら心配しているのかもしれない」と推察した。

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