古市憲寿氏、コロナ報道チクリ「数字で判断して」日本は「低く抑えられてる」

 社会学者の古市憲寿氏が15日、フジテレビ系「めざまし8」に出演し、新型コロナウイルスについての報道での数字の大切さを説いた。

 番組ではコロナ感染拡大に伴う、世界各国の現状を比較した。ワクチンを2回接種した人の割合が47・7%のアメリカでは州によってマスク着用の義務無し、51・6%のイギリスでは規制廃止の方向。一方で59・6%のイスラエルではマスク着用の再度の義務化が予定されていることなどが伝えられた。

 日本は18・9%と接種率は低い。しかし、100万人当たりの新規感染者数、重症者数のグラフでは、日本は双方で低い水準であることも示された。教育評論家の尾木直樹氏は「マスクの徹底、三密(を避けること)の徹底が有効なんだと思います。みんながんばってる」と分析した。

 古市氏は「テレビで言いにくいですけど、テレビが悪いんじゃないですか」とチクリとコメントした。コロナの特集などで、英米などのワクチン接種が日本よりも進んでいることを取り上げることを例示。「でもそのイギリスとかアメリカよりも、日本の方がはるかに感染者数も重症者数も低くて。しかも今だけじゃなくてずーっと低く抑えられてきてる」と指摘した。続けて「結局みんな雰囲気でものごとを判断してて、雰囲気で『あの国いい、この国悪い』って言ってるだけ。ちゃんと数字を見て判断していくってことが大事」と具体的、現実的な分析を望んだ。

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