元JOC参事「五輪はやっぱり特別」発言でスタジオ紛糾 坂上忍仰天「特別を理解しろと?」

 元JOC参事の春日良一氏が8日、フジテレビ系「バイキングMORE」に出演。「五輪はやっぱり特別」と主張し、坂上忍や薬丸裕英らから猛反発を受けた。

 番組ではこの日にも決定される東京都の4回目の緊急事態宣言について議論。東京五輪への影響なども話し合った。

 坂上忍が「五輪が受け入れられる空気にはならないのか」と春日氏にコメントを求めると、春日氏は「ひと言言いたいのは、五輪はやっぱり特別なものなんです。普通のイベントとは違うんです。そこは理解してもらわないと始まらない」と切り出した。

 坂上は「特別を理解しろと?」と驚くと、春日氏は「それがないと、なんでこんなのが来るのよ、こんなでっかいイベント、絶対感染が広がるってなっちゃうじゃないですか」と言い、「オリンピックは4年に1度、世界の平和を作るっていう理念で行われるものなんです」「それは特別なものなんだからという方向に行けば、今の状態はなかった。そこに来てなかった責任はあると思うが、この段階で五輪は特別なんだからというところに切り替えて、知恵を出し合っていく方向にいけないのかなと思う」とも発言した。

 これに坂上は「この状況で『特別』は受け入れられるのか?」と仰天し、薬丸裕英は「ちょっとごめんなさい、春日さん。有事でもですか?」と聞き直した。

 春日氏は「特別だから有事も乗り越えようよっていう方向にいかないかなと」というと、薬丸は「ごめんなさい、それはきれい事にしか聞こえない。それで悩んでいる人、苦しんでいる人はたくさんいる」と反論した。

 春日氏は「それも引き受けますし、私の家族も母も実はコロナで苦しんでいる部分があって、それは分かる」とコロナで苦しむ人の心情は理解しているとしたが、「そういう状況だからこそ、皆さんにメッセージを伝えて一つになれる機会が作れるんじゃないかという思いはある」と語った。

 だがやはり、五輪だけが「特別」という理解は出演者からは得られず、「ミュージシャンだって1年ライブできてない。仕事がない」(松嶋尚美)「役者も同じ」(坂上忍)とのコメントが。坂上は最後に「オリンピックの常識は世間の非常識になりますよ」と忠告すると、春日氏は「そこをぼくは何とかしたいんです」と訴えていた。

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