渡辺えり「本当に老後の資金がないんですよ」 コロナで大赤字を告白

 女優の渡辺えり(66)と高畑淳子(66)とが29日、都内のホテルでダブル主演を務める舞台「老後の資金がありません」(8月13~26日、東京・新橋演舞場、9月1~15日、大阪・松竹座)の製作発表会見に出席した。

 2015年に刊行された垣谷美雨氏の同名ベストセラー小説を初の舞台化。渡辺は契約社員として働く主婦を演じ、高畑は夫(宇梶剛士)とベーカリーを営みつつ、渡辺が通う生け花教室でのおしゃべり仲間を演じ、両者は老後の資金問題に直面する。誰もが避けることができない身近な問題を題材した喜劇となっている。

 冒頭のあいさつで渡辺は「私、本当に老後の資金がないんですよね。悩んでいて。コロナで大赤字になって」と告白。そのうえでコロナ禍での1年を「愛情とか友情とか目に見えないものが大きいとつくづく考えた1年だった」とし「(作品が)興味深いし、楽しみです」と明るい口調で作品への期待を口にした。

 ともに大御所の2人だが、今作が舞台初共演。お互いの印象について、高畑は約25年前、舞台を見ていた渡辺が終演後に楽屋に乗り込み、とある俳優に「あんた、あの役分かってる?」とすごんだエピソードを明かし「その人とお芝居するんだな」と感嘆。一方の渡辺は「今はそんなことやってない。訴えられちゃうから。今でも私のことを恨んでいる人、何人もいると思います」と笑わせていた。

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