宝塚月組トップ珠城りょうは宇宙一の格好良さ!笑顔で本拠地に別れ

 宝塚歌劇月組トップスター珠城(たまき)りょうと、トップ娘役・美園(みその)さくらの退団公演「桜嵐記(おうらんき)/Dream Chaser」が21日、兵庫・宝塚大劇場で千秋楽を迎え、本拠地に別れを告げた。

 退団発表会見では泣きじゃくった珠城だったが、この日は笑顔だった。「絶対泣かないと決めていたというより、お客様に元気に、前向きになっていただけるよう舞台を務めました。千秋楽ですが、自分の感情に流されず、一役者、男役・珠城りょうとしてしっかり全うしたいな、と」と照れたような笑いを浮かべた。

 その言葉通り、サヨナラショーも「ファンの方が喜んでいただけるものを」と選曲した。「All for one」や「月雲の皇子」、そしてラストは「みなさまにも笑顔で劇場を後にしていただきたい」と「BADDY」で締めた。

 初舞台からわずか9年、天海祐希に次ぐスピードでトップに就任して5年。葛藤の一つひとつを、努力で乗り越えてきた。最後の大階段は、「男役である前に、一人のタカラジェンヌ」と黒紋付きに緑の袴姿を選んだ。「苦しくて前を向くのも怖かったときも、その経験も全てが私を成長させてくれました」とあいさつ。「みなさまの応援のおかげで、ここまでこられました」と感謝した。

 そんな珠城の耳元で、次期トップの月城(つきしろ)かなとは「宇宙一、格好いいです!」と賞賛していた。 東京宝塚劇場は7月10日~8月15日。

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