吉村知事 酒提供「2人まで」は「4人は大きな声出やすい」国より厳しい対応に
大阪府の吉村洋文知事が18日、ABCテレビ「キャスト」(月~金曜、後3・45)に生出演。新型コロナウイルスの特別措置法に伴う緊急事態宣言が20日の期限で解除され、まん延防止等重点措置に移行した後の酒類の提供について、この日の対策本部会議で、感染対策を徹底した店に限り「2人以内、午後7時まで例外的に認める」と決めた理由を説明した。
大阪府では、感染対策を徹底している飲食店に、「感染防止認証ゴールドステッカー」を発行する制度をスタート(6月16日から受け付け開始)しており、同認証を取得している店、取得申請ずみの店に限り、例外的に、2人以内の飲酒、午後7時までの酒類提供を認めると決定した。ゴールドステッカーは、CO2センサーの設置義務など、43項目の条件を満たした店が取得できる。
大阪府内には7万店舗以上の飲食店があり、これまでの見回りなどの実績から、1万1000店はゴールドステッカー仮発行ずみ。それとは別に18日午後時点で、1500件の申請があるという。
国の指針では、酒類提供が「4人まで」となっていたが、大阪では「2人まで」としたことに、「4人は大きな声も出やすい。2人は大きな声になりにくい。感染対策と営業を考えた時、国よりも厳しい対応、強い措置をしなければならない」と説明。「昨日の夜中からずっと(考えて)、きょうの朝、判断しました」とギリギリまで悩み抜いた決断であることを明かした。
