橋下徹氏、大坂の会見拒否に「主催者も一方的に出場停止にできないのでは」
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が31日、フジテレビ系「めざまし8」で、テニスの全仏オープンで勝利したにも関わらず会見を拒否した大坂なおみについて「メディア側が意識を変えないといけない」との意見を述べた。
番組では大坂の会見拒否について特集。主催者側は大坂に罰金約165万円を科し、今後も会見拒否を続ける場合は大会の失格処分、四大大会出場停止の可能性も通告したと報じた。
大坂は大会前に更新したツイッターで、会見拒否の理由について「(記者会見では)アスリートの心の健康状態が無視されている」と説明していた。
これに橋下氏は「メディア側が意識を変えないといけない。メディア側に特権意識があったのは間違いない」と報道する側の意識改革が必要と訴えた。
メディアは公人に対しては「どんどん嫌な質問をやり続けないといけない。人格攻撃にならない範囲でとことん」と、政治家には必要な質問はどんどんすべきとしたが、民間人については会見は「あくまで契約」とし「お互いに対等でルールの範囲内で取材をやるのが民間同士の関係」と説明。
そのため大坂についても「メリットがあればやればいいし、嫌なら拒絶できる」。今回、大坂が拒絶した場合のデメリットについては「出場停止ということも考えないといけない」としたが「ただ、主催者も一方的に出場停止にはできないと思う。ルールをきちっと設定したのか。取材対象者とメディアとの間で良好な会見を行うようなルールを設定したのか。主催者がそこの責任を果たさないのに、一方的に出場停止をやるのは、これからの時代は通用しない」との考えを示していた。