田崎史郎氏が分析 「丸川さんがいきなりケンカを売ったように見えるが…」

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が28日、医療体制をめぐる丸川珠代五輪相と小池百合子都知事との対立を伝え、政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は「丸川さんがいきなりケンカを売ったように見えるが、その重さを十分にわかった上で公開質問状を出したということ」と分析した。

 政府と東京都における“内紛”の火だねは、27日の閣議後の定例会見で丸川五輪相の口から飛び出した。新型コロナウイルス感染状況を踏まえた東京五輪・パラリンピック実施時の医療提供体制が東京都から提示されないままだとし「都が(大会を)開催するのにどのように取り組んでいくのか、具体的にお示しいただいていない。東京都が大会の主催者であり、医療の現場を預かっている。両方の責任をどのように果たすのか、明確な発信なり方向性なりを示していただかないと、私たちも非常に戸惑っている」と苦言。

 一方の小池知事は、丸川五輪相の“口撃”に「既に実務的に詰めている。連携しながらやっていくことなので、コミュニケーションを取る必要がある。安全安心な大会にすべく、それぞれが力を出していく」と淡々と説明した。

 田崎氏は「丸川さんがいきなりケンカ売ったように見えると思う。だが丸川さんが五輪担当大臣に復帰した2月18日に、すぐ小池さんにあいさつに行かれてる。行かれたところで、入国の部分は国がやりますよ、医療は都でお願いしますねと仕分けができているわけです。そこから考え方が出てくるのを待っていたが、いつまでたっても出てこない。いよいよ3カ月を切ったところで丸川さんがドーンと言われたという形」と、感情に任せた行動ではないと説明。

 「本来なら丸川さんが小池さんに電話して言えば済む話だと思うが、事務方でいろいろ水面下でやりながら、答えがないと。記者会見で言うってことは丸川さん、その重さは十分わかってらっしゃると思う。だから公開質問状を出したってことなんですよ。非公式の部分で話が全然ダメなんで、公開質問状をボーンと出しましたっていうのが基本」と、状況を見極めた上での発言だったと強調した。

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