東野幸治、チャーリーさんを笑いで追悼 共演時にウケず相談も「寸劇や!考えるな」

 タレント・東野幸治が23日、パーソナリティーを務めるABCラジオ「東野幸治のホンモノラジオ」(金曜、深夜1・00)に出演。18日に呼吸不全、誤嚥(ごえん)性肺炎のため、78歳で死去した吉本新喜劇のチャーリー浜さん(本名・西岡正雄)を追悼した。

 東野は、1989年から90年にかけて人気が下降し、再建が急務だった吉本新喜劇の「新喜劇やめよッカナ!?キャンペーン」に“テコ入れ”として今田耕司らと参加。その時代からの付き合いとした。チャーリーさんが「浜裕二」として活動し、キザな役を演じていた時代から「面白い人やなあ」と思っていたという東野は、20代前半だった新喜劇時代の思い出を披露した。

 大阪・なんばグランド花月(NGK)の控室にチャーリーさん愛用のステキなロッキングチェアがあり、不在時にこっそり座っていたという。あるとき、出番が重なった日も揺られているところをチャーリーさんに見られ、「どけ!」と一喝されたという。次の日も同様にしていると「どけ!」。ただ、それ以上のことを言われることはなかったという。

 新喜劇から離れて上京した東野が、たまにNGKでチャーリーさんと会ってあいさつすると「(向こうは)ニコッて目をパチクリさせて両ひざを曲げる。オレも同じように目をパチクリさせて両ひざを曲げるっていう関係性。いい先輩というか、優しい先輩」と回想。

 また、「(舞台で)2人の絡みのとき、『なかなかウケへんな。チャーリーさん、どうしましょう』っていうと、普通ならだいぶ先輩やからアドバイスしてくれたらいいけど、『寸劇や!寸劇!考えるな!』って言って去っていく。何にも教えてくれなかった」と笑いを交えて振り返った。

 53歳の東野は、出会った30数年前のチャーリーさんについて「いまのオレより年下やんと思ったら、すっごいなあって、ちょっと思う」とかなりの貫禄だったとした。その後、亡くなった島木譲二さんの名前を挙げ「(みんなで)向こうで新喜劇をやって欲しい」と言葉を送り、「チャーリー浜さん、こんな私を優しい目で見ていただき本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と結んだ。

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