本屋大賞に町田その子氏「52ヘルツのクジラたち」選出 部門賞にはみうらじゅん氏
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全国の書店員が一番売りたい本を投票で選ぶ「2021年本屋大賞」の発表会が14日、都内で行われ、町田そのこ氏の「52ヘルツのクジラたち」が選ばれた。児童虐待やDVなどの問題に向き合った作品。町田氏は「新型コロナウイルスによって世の中が混乱し不安を抱える中、無名に近い私の作品をたくさんの人が応援してくださった」と涙ながらに喜びを語った。人気グループ・NEWSの加藤シゲアキの小説「オルタネート」もノミネートされていた。
翻訳小説大賞部門はディーリア・オーエンズ氏の「ザリガニの鳴くところ」(訳・友廣純氏)、発掘部門は、みうらじゅん氏の「『ない仕事』の作り方」が選ばれた。