NEWS加藤シゲアキ「オルタネート」また文学賞候補に 直木賞、本屋大賞に続き3度目

 NEWSの加藤シゲアキ(33)が執筆した最新長編小説「オルタネート」が「第42回吉川英治文学新人賞」にノミネートされたことが1日、分かった。同賞にアイドルの作品がノミネートされるのは、創設以降初の快挙となった。

 小説家としての快進撃が止まらない。同作は、高校生限定マッチングアプリ「オルタネート」によって運命が交錯する若者の姿を描いた青春群像劇。3年ぶりの長編として刊行直後から話題を呼び、発売5日目で緊急重版。現在までに累計13万部(6刷)を記録した。

 直木賞、本屋大賞に続き、三つ目のノミネートとなった「吉川英治文学新人賞」は、その年に新聞、単行本等で優秀な小説を発表した作家の中から、最も将来性ある新人作家に贈呈される賞。これまでに和田竜氏の「村上海賊の娘」、辻村深月氏の「ツナグ」など、多数の話題作が受賞してきた栄誉ある賞だ。

 12年1月の「ピンクとグレー」で小説家デビュー。アイドルの枠にとどまらず“作家先生”として才能を広げる加藤は「直木賞、本屋大賞に続いて、吉川英治文学新人賞にまで候補にしていただけたこと、大変うれしく思っております。予期しないお知らせに驚きと喜びが同時に押し寄せ、ありがたい戸惑いをかみしめています」と喜びを報告した。

 選考会は3月2日に都内で開催予定。吉報を待つ加藤は「選考会まではまだ時間がありますが、執筆へのエールと受け取り、緊褌(きんこん)一番、次作へ取り組みたいと思います」と次回作への意欲も見せた。

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