凪良ゆうさん「流浪の月」が本屋大賞に

 全国の書店員が最も売りたい本を選ぶ「2020年本屋大賞」の受賞作が7日発表され、大賞には凪良(なぎら)ゆうさん(47)の「流浪の月」(東京創元社)が選ばれた。

 新型コロナウイルス感染防止のため、無観客で事前収録された発表会の動画がインターネット配信され、「読者と接する書店員さんに支持いただきうれしい。家で過ごす人も多いと思うけれど、そういう時は本を読んでほしい」との凪良さんのコメントも紹介された。

 受賞作は、世間を騒がせた事件の被害者、加害者として引き離された少女と青年が、15年後に再会、周囲に理解されない特別な関係を築く物語。

 凪良さんは京都市在住。30代で小説の執筆を始め、男性同士の恋愛を描くボーイズラブ(BL)小説でデビュー、10年以上のキャリアを重ねてきた。BLでない一般文芸書として刊行した初の単行本で賞を射止めた。

 翻訳小説部門はソン・ウォンピョン著「アーモンド」(矢島暁子訳、祥伝社)。

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