マスターズ実況アナ、ラストに口にした「岩田禎夫さん」への思い語る
TBSの小笠原亘アナウンサーが12日、TBSラジオ「ジェーン・スー生活は踊る」に出演。この日、松山英樹が優勝した「マスターズ」の中継で実況を担当したが、放送の最後に、名前を挙げた岩田禎夫氏について説明した。
小笠原アナはマスターズ中継のエンディングで「我々の放送スタッフとして長年支えてくれた岩田禎夫さんにも、天国へ『松山が勝ったよ』という報告を、ここでさせてください」と、16年に亡くなった岩田氏の名前を口にしていた。
これについて、リスナーから「岩田禎夫さんについて聞きたい」とのメールがあったことから、小笠原アナは「岩田禎夫さん、実は亡くなっていて」と切り出すと「アメリカのゴルフジャーナリストの草分けなんです。TBSマスターズ中継をするようになって、生き字引というか、歴史を語る感じで、中嶋プロはゴルフを語る。それと実況の3人体制で。ぼくのゴルフのデビュー実況の解説もやってくれて…」と説明。
岩田氏は新聞記者時代から40年以上に渡ってマスターズを取材。中継の解説者としても活躍していた。
小笠原アナは「(岩田氏は)ゴルフの知識がすごくて。僕の実況、マスターズに行くいきっかけとなった(松山が優勝の)アジアアマチュア選手権、それでゴルフ班に加わって11年にマスターズに連れて行ってもらって…。ゴルフって素晴らしいって引き込んでくれたのが岩田さん、そして松山選手だった」と振り返っていた。
小笠原アナは中継でさまざまな思いが去来したのか、優勝直後は泣きながら松山の優勝を伝えていた。