田中邦衛さん死去、88歳「静かに見送ってほしい」 家族に見守られ安らかな旅立ち
「北の国から」などで知られる俳優の田中邦衛さんが24日に老衰のため88歳で死去したことが2日、分かった。遺族が報道各社にファクスで報告した。
田中さんは3月24日午前11時24分、老衰のため、息を引き取った。ファクスには「家族に見守られながら、安らかな旅立ちでした」とつづられた。
「家族一同」として記された文面には「故人は、最期の日まで、皆様からの励ましを支えに、前向きに生きる気力と、周囲への感謝を持ち続けていました」と説明された。
田中さんは晩年、老人ホームに入っていたことが伝えられており、「素晴らしい医療・介護チームのサポートのもと、私たち家族も、共にかけがえのない時を過ごすことができました」という。
目立つことが苦手で、シャイだった田中さん。「葬儀につきましては、静かに見送ってほしいとの故人の希望により、過日、家族葬の形で執り行いました」と報告されており、「出演させて頂いた作品を通し、故人を思い出して頂くことがあれば、幸甚に存じます。重ね重ね、どうもありがとうございました」と結ばれている。