新番組、リニューアルなど、朝の情報番組が変わって２日で最初の一週間を終えた。その中で目立ったのが若い女性タレントのコメンテーター起用だった。

　２２年続いたフジテレビ系「とくダネ！」の後を継いだ「めざまし８」では、「とくダネ！」時代の古市憲寿氏、三浦瑠麗氏、カズレーザーなどがそのままスライドとなったが、新コメンテーターとして井上咲楽、トリンドル玲奈が就任。井上は１日の放送で、空手のパワハラ問題について、自身も空手を習っていた経験から、竹刀を持つ指導法についての恐怖を語っていたのが印象に残る。

　ハリセンボンの近藤春菜と水卜麻美アナウンサーが卒業した日本テレビ系「スッキリ」では、みちょぱこと、池田美優が木曜レギュラーとして加入。大倉士門との交際がオープンとなったタイミングだったが、それを隠さず明るく話す姿に、加藤浩次も「そこがいいよね」と、率直な思いを話すことで、視聴者の共感を得ることを期待しているようだ。

　ＴＢＳ系「ひるおび！」では、トリンドル玲奈、朝日奈央、中川翔子が新たにコメンテーターに就任。トリンドルは「ひるおび！」放送後にインスタグラムで「来週も再来週も、ずっと緊張していると思いますが、この場でたくさんお勉強したいです。温かい目で見守っていただけたら、嬉しいです」とつづっており、コメンテーターという仕事に緊張感もにじませていた。

　情報番組はＭＣが４０～５０代男性であることが多く、彼らとは違う感性、発想を持つ若い女性タレントの意見を番組で紹介することで、幅広い層に番組を見てもらいたいという意図があるものと思われる。

　また若者世代の流行などにも女性タレントは敏感であることから、流行なども年配世代にわかりやすく解説してくれそうだ。どんな新しい風を吹かせてくれるか、女性タレントコメンテーターに注視していきたい。