ミュージシャンでタレントの桑野信義（６３）が２８日、ブログを更新。昨秋、ステージ３～４の大腸がんの宣告を受け、２月に転移したリンパも含めた切除手術を受けたことを報告した。「ステージに立つという目標に向かって」「くわまんは負けません！」と復帰への決意を記している。

　手術前には半年間、抗がん剤治療を受け、術後も抗がん剤の化学療法を受けていくという。

　ブログでは「私　桑野信義は昨年秋に大腸癌の宣告を受けました　ステージ３～４の大腸癌で周りのリンパにまで転移している状態と知り『死んでしまうのでは…』という最悪な事が真っ先に頭を過ぎりました　ただただショックで目の前が真っ暗になりました」とがんを宣告された時の心境を吐露。

　その後、医師から癌の進行具合や、抗がん剤や手術などの治療計画を聞き、「心の中は更に不安でいっぱいになり辛くて苦しい長い闘いになるのかとどん底に落ちてしまいました」と絶望的な気持ちになったことを明かした。

　それでも医師から説明を受け、「自分はこれから『何と闘うのか、何の為に闘うのか』と闘う意味と対戦相手がハッキリとわかり『この治療は前に進むためなんだ！』と不安は消え去り闘争心が湧いてきました」と前向きにとらえることもできるようになったと説明。家族、所属事務所やＲＡＴＳ＆ＳＴＡＲのリーダー・鈴木雅之ら仲間の支えに感謝した。

　昨秋の宣告後、半年間、抗がん剤治療を受け、進行と転移を抑えた後、今年２月に「１４時間に及ぶ手術で癌と転移したリンパの削除に成功しました」という。

　がんがステージ３～４と進行していたため、再発の可能性もあることも伝えられており、「術後も抗癌剤の化学療法をしながら現在は再びステージに立つという目標に向かって先ずは体力回復、免疫力ＵＰなどリハビリに励んでいます」と決意をつづっている。

　ブログの最後には「あと何回桜が観れるのだろうか　今日も生きていられる事に感謝です　いつの日か皆さんの前でトランペット＆ホラを吹きまくります」「皆さんそれまで待っていて下さいね！『くわまんは負けません！』」と記している。