「グッとラック!」最終回 志らく、悔しさも…「あと半年やったらもっと違う番組に」

 落語家の立川志らくが26日、1年半MCを務めたTBS系「グッとラック!」最終回であいさつした。

 この日、紋付きの正装で登場した志らくは「最終回というより千秋楽」と言って通常通りにコーナーに突入。敬愛する映画監督の山田洋次監督との対談も放送された。

 最後にあいさつした若林有子アナウンサーは、入社後すぐにこの番組に抜擢された。「3カ月に1回ぐらい会社で泣いていた」と目を真っ赤にして打ち明けたが、これに志らくは「ラスト、1回もかまなかったね」とほめられ感激の表情を浮かべた。

 志らくを脇で支えた国山ハセンアナウンサーも「未熟で生意気なアナウンサーでしたが、ありがとうございました」「380回目、ここまで走りきったという気持ちです」と清々しくあいさつした。

 志らくは「終了が決まってから、抜群に面白くなったといろんな人に言われた」と切り出し、リニューアル後、出演者がそれぞれの役割を意識し「息が合ってきた」ことがその要因と分析。そして「あと半年、1年やったらもっと違う番組になっていたのではと悔しさはある」と語った。

 さらに愚痴は止まらず「もう一つ愚痴を言わせてもらえれば、正常時にやりたかった」とコロナ禍での放送に悔しさをにじませた。「番組1年半のうち、1年はコロナ。コロナばっかり」と愚痴りながらも「でも考えようで、コロナ禍を全力で走りきったのがグッとラック!」と胸を張った。

 そして後番組の「ラヴィット」へ「是非ご覧下さい。私は見ませんけどね。当たり前だろ、見れるわけねえ。2、3年たって心が穏やかになったら(見る)」と笑うと、ラヴィットへ「だから短命で終わったら承知しない。なんのためにグッとラック!が終わったのか」と呼びかけ、「グッとラック!」と締めくくって番組を終えた。

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