総務省高額接待問題で識者が糾弾「いつから官僚が国会で平然とウソを…」
TBS系「ひるおび!」が9日、総務省の事務方ナンバー2の谷脇康彦総務審議官が放送関連会社「東北新社」に続き、NTTからも計3回、10万円を超える高額接待を受けていたとして8日に官房付に異動となったことなどを報じた。
スタジオの政治アナリスト・伊藤惇夫氏は「この問題で一番気になるのは、いつから官僚が国会で平然とウソをつくようになったんだろう」と、相次ぐウソ答弁を糾弾。
続けて「今回の谷脇さんもそうだし、山田(真貴子)前(内閣)広報官、その前の秋本(芳徳・情報流通行政)局長もそうですけど。国会でウソをつく、また週刊誌報道が出ると、そのウソを修正する。以前官僚って、後でバレるようなウソは国会では絶対につかなかった。危ない話はうまくごまかしてというか、オブラートに包んでやってたんですが、何でいつの間にこんなことになっちゃったんだろうっていうのが不思議なことの一つ」と問題視した。
さらに「質の問題なのか、一種の緩みとか弛みみたいなものが積み重なってるのか…。それが総務省だけなのか、ほかの役所にも広がってるのか。こういう問題は総務省だけではなくて、もう一回全体的に公務員全般に関してきちっと調査をするなり、役所として何らかの対応をするなりっていうのをやってかないと、まだ出てくる可能性がある」と徹底した調査を求めた。