濱口竜介監督「偶然と想像」が銀熊賞 ベルリン国際映画祭授賞式

 「偶然と想像」の一場面(C)2021 NEOPA/Fictive
 「偶然と想像」の濱口竜介監督
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 世界三大映画祭の一つ、第71回ベルリン国際映画祭の授賞式が5日、オンラインで行われ、コンペティション部門に出品されていた濱口竜介監督(42)の新作「偶然と想像」(劇場公開未定)が最高賞(金熊賞)に次ぐ審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞した。同映画祭での日本映画の受賞は、2014年に「小さいおうち」の黒木華が最優秀女優賞を受賞して以来。

 脚本を共同執筆した「スパイの妻」が昨年のベネチア国際映画祭監督賞(黒沢清監督)を受賞するなど世界から注目される才能・濱口監督が、19年夏から約1年半かけて制作した3話オムニバスの短編集。第1話「魔法(よりもっと不確か)」など、「偶然」と「想像」をテーマにした物語が紡がれる。

 快挙の濱口監督は「撮影中ずっと、役者の演技を見ながら、カメラの後ろで驚いていました。その驚きが海を越えて伝わったことに感激しています」、「見つけてくれて、ありがとうございました」と喜びのコメント。

 第2話に主演した渋川清彦(46)は「やったぜ!濱ちゃん」と祝福、「ベルリンの地で祝杯をあげたかったが仕方がないので、PCR検査を受けて東京で祝杯をあげたいところですね」と歓喜した。

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