黒島結菜 22年前期朝ドラ「ちむどんどん」ヒロイン 沖縄本土復帰からの歩み描く

 「ちむどんどん」のヒロインを務める黒島結菜
 「ちむどんどん」のヒロインを務める黒島結菜
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 2022年前期のNHK連続テレビ小説が沖縄県を舞台にした「ちむどんどん」で、同県出身の女優・黒島結菜(23)が主演を務めることが3日、分かった。同局で放送の「あさイチ」(月~金曜、総合 前8・15)で発表された。今作は朝ドラ106作目。沖縄本土復帰50年となる来年、同県本島北部の「やんばる地方」を舞台に、沖縄から東京へと夢を追うヒロインとその家族を描く。

 「ちむどんどん」とは胸が高鳴る様子を意味する沖縄のことばで、本島北部「やんばる地方」に住む4きょうだいの本土復帰からの歩みを描く物語。まだ米国の統治下にあった1960年代から描かれ、黒島が演じるのは、沖縄料理に夢をかけたヒロイン・比嘉暢子。復帰前の沖縄で生まれ育ち、後に東京で働き始めるが、家族の絆に励まされながら、ふるさとの「食」に自分らしい生き方を見いだし沖縄料理の店を開くことになる。

 脚本は、「マッサン」(2014年後期朝ドラ)、映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られる羽原大介氏のオリジナル作品となる。沖縄が朝ドラの舞台となるのは、沖縄ブームの火付け役にもなった「ちゅらさん」(01年前期)、宮古島生まれのヒロインの奮闘を描いた「純と愛」(2012年後期)に続き3度目。語りは、沖縄出身のジョン・カビラ(63)が務める。

 黒島はこの日、「あさイチ」に沖縄からの生中継で登場。青く広がる海を背に「まさか自分がヒロインになると思ってもいなかったので驚きましたが、朝ドラは3度目ですが、自分もいつかは主演ができたらいいなと心のどこかにあったので、うれしい気持ちでいっぱいです」とすがすがしい笑顔で心境を明かした。朝ドラはこれまで「マッサン」、「スカーレット」(2019年後期)に出演。沖縄返還から50年を迎える節目の年、故郷を舞台とする作品で悲願の主演を射止めた。

 主人公の暢子について「食べることが大好きでボーイッシュな、喜怒哀楽がはっきりした子」と黒島。地元へのあふれる愛を込め、「沖縄の人はのんびりしていて、どんなことがあっても明るく前向きで元気がある人が多いので、暢子を通して伝えられたらいいなと思っています」と胸を高鳴らせた。

 今秋にクランクイン予定。

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