橋下徹氏 吉村知事に方針変更を助言 大阪独自解除基準は「かなり緩めすぎ」

 元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏が19日、MBSの報道・情報番組「ミント!」(月~金曜、後3・49)に生出演。新型コロナウイルスの緊急事態宣言について、大阪独自の解除基準をもうけた吉村洋文大阪府知事に向けて、独自基準の変更などを助言した。

 大阪府は19日、新型コロナ対策本部会議を開き、3月7日の期限を待たず、2月末で宣言を解除するよう国に要請することを決めた。兵庫県、京都府の3府県で意思統一できれば要請する方針。大阪府では(1)重症病床使用率が60%未満 (2)直近1週間の新規感染者の1日平均が300人以下--のどちらかを7日連続で達成した場合、政府に解除要請するとの独自基準を設定しており、8日に基準を満たしている。

 橋下氏は「最後は知事の政治的判断」に異存はない、とした上で、「吉村さんの決め方で、どうだろ、と思ったのが、大阪独自の解除基準」と指摘した。

 「やっぱり知事だから、いろんな飲食店の声を聞いて、(宣言を)解除したい、というのはすごい分かるんです。そこで、国よりもある意味、解除しやすい基準を作った」と推察。「ある程度は政治判断が必要だってのは分かるんです。ただ吉村さんが作った設定基準は、国の解除基準をかなり緩めすぎて」と指摘する。

 「基準を満たしたけど、やっぱり今の病床使用率を見て解除できないな、と思うんだったら、僕は、ここは『朝令暮改』って色々批判はあるかもしれないけど、最初から正解が分かってる人間なんて日本国中に誰もいないんですから、ちょっと基準緩めすぎました、だから基準をこういう風に変えます、ってやったらいいと思うんですけどね」と助言していた。

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