MV監督の齊藤工は「不思議なオーラ」 レゲエシンガー・TAK-Zが尊敬の念

 レゲエシンガーのTAK-Z(36)が19日、デイリースポーツの取材に応じ、20日に配信でリリースされるニューデジタルシングル「傷と光 feat.狐火」で、ミュージックビデオ(MV)の監督を務めた齊藤工(俳優名義は斎藤工)について語った。

 齊藤とMV撮影で初対面のTAK-Zは「不思議なオーラを持っている方だなと思いました。撮影中は休憩の合間に話しましたね。本当に優しい方で、周りの気配りもすごくて、尊敬の一言です」と印象を口にした。

 完成したMVについてTAK-Zは「狐火さんのずっしりと重い語りに、(監督の)工さんと(出演した)坂ノ上茜さんが真っ向からメッセージをはかなく強く受け止めてくれました。工さんが描く世界観が、よりこの楽曲を引き立てていて、1秒も映像から目が離せないリアルを創り出しています」と見どころを明かした。

 監督を務めた齊藤は「コロナ禍の今、リモートワークなどが終わったあと、PCの黒い画面に映る自分の顔、作り笑顔で歯を見せ、手を振っている自分の顔に思うこと。不意に対峙する己の姿は、被害者のようで加害者のようである気がします。TAK-Zさん、狐火さんの言霊、音霊に坂ノ上茜さんと真っ向から立ち向かい、このMVが必然的に生まれました。本作がこの激動の時代を生きる、あなたの心当たりに届くことを願っています」とコメントした。

 このMVは19日の20時に、TAK-Zのオフィシャルサイトで公開される。

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