アニメ映画「紅の豚」で主人公ポルコ・ロッソの声を演じた声優で俳優の森山周一郎さんが８日、肺炎のため埼玉県の病院で死去した。８６歳。映画「紅の豚」で共演した歌手の加藤登紀子（７７）がデイリースポーツにコメントを寄せ、故人を偲んだ。以下、全文。

　「『いい奴はみな死ぬな』と言ったポルコ・ロッソ。ジーナの最愛の人の声の主、森山周一郎さんの訃報を聞いて、懐かしさと、さびしさでいっぱいです。ずっしりと響くいい声でした。ホテルアドレアーノのこのシーンを録音した日が初対面でした。その瞬間に、私はジーナになれたのです。本当にありがとうございました。ご冥福をお祈りします。加藤登紀子」