米山隆一氏 森氏の「最後のご奉公」に苦言「猛烈なごり押しで会長になった人」

 米山隆一元新潟県知事が4日、ツイッターに新規投稿。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が3日のJOC臨時評議員会で女性蔑視と取られる発言をし、元東京都知事の猪瀬直樹氏が4日付投稿で「この人が組織委員会の会長にふさわしくないことは自明でした」と森氏を評したことを受け、背景を検証した。

 東京五輪招致を主導した猪瀬氏は、2013年の招致決定の際、別の候補者を組織委員会会長に推薦するつもりでいることが漏れ、「僕に対する猛烈な個人攻撃が始まりました」とツイートした。

 それを受け、米山氏は「ご本人がどうしてもやりたくてというか、自分でなければ絶対許せなくて、猛烈なごり押しでなった人ですよね。それを『最後のご奉公として今までやってきた』なんてどの口が言うかと思います。そしてこうなることが分っていてそれを許してきた自民党がどの口で非難するかとも思います」と指摘した。

 さらに、米山氏は別の投稿で「森氏問題が根深いのは、森氏がこういう、凡そオリンピックの理想とはかけ離れた考え方の人物である事は周知の事実なのに、国会議員を引退して尚、自民党内の序列・影響力でJOCの会長にごり押し的に据えられ君臨している事です」と指摘。「今日本は、理想や物事の道理より、自民党内序列が優先される社会なのです」とつづった。

 米山氏は「組織委員の『女性』はわきまえているからいい。ラグビー協会の『女性』はわきまえていないからだめだ」という趣旨の森氏発言が「より明確な差別」であると分析し、「『女性の冗長はダメだが俺の冗長は良いんだ』という王様認識」と森氏の心理についても解説した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス