河井案里議員 逮捕後も歳費と手当1300万超…国会欠席も

 2019年参院選広島選挙区を巡る公選法違反事件で、有罪判決を受けた参院議員河井案里被告(47)=自民党離党=は3日、山東昭子参院議長宛てに辞職願を提出した。参院は同日夜の本会議で許可した。

 案里議員には、昨年6月に東京地検特捜部に逮捕されてから3日までに、給料に当たる歳費とボーナスに当たる期末手当計約1353万円が支払われた。

 毎月103万5200円の歳費と、昨年6月と12月に計約630万円の期末手当が支給された。このほか、書類の発送費などとして月額100万円の「文書通信交通滞在費」もあり、逮捕後に計750万円が提供された。

 案里氏は19年10月末の疑惑浮上以降、国会をたびたび欠席。昨年10月に保釈されたが、逮捕前日を最後に本会議を全て欠席した。

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