橋本五輪相「東京五輪、医師ら医療体制1万人」 辻元氏「不可能だ」…衆院予算委

 立憲民主党の辻元清美衆院議員が26日、衆院予算委員会で東京五輪・パラリンピックで必要な医療体制を質問した。橋本聖子五輪相は、「医師のほか、看護師などを合わせて、期間中を通じて1人5日間程度の勤務をお願いすることを前提に、1万人程度の方に依頼して、確保をはかっているが、地域医療などに支障が生じてはいけない」と述べた。

 辻元氏は、コロナ対策やワクチン業務などを考慮すれば「今の時点で医療体制を考えたら五輪をフルでやることは不可能だ」と指摘した。

 これに菅義偉首相は「国民のみなさんが色んな意味でご心配されていることも承知している。そういう中で、やはりコロナ対策を、万全の安心安全の対策を組む中で、オリンピックを準備していきたい」と語った。

 辻元氏は「それは平時の答弁」と返し、五輪に関する詳細決定期限なども明らかでないと批判した。

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