青木理氏 東京五輪の開催可否に向けて「いい加減情報をきちんと出して」
ジャーナリストの青木理氏が24日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、7月開幕が予定されている東京五輪の開催について見解を述べた。
青木氏は「フルスペックのオリンピックっていうのは誰がどう考えてもおそらく無理だと。そうなってくると、例えば無観客でやるのか、政府は検討してるみたいですけれども、観客の数を絞るとか、日本人だけにするとかっていう方法が出てきているみたいなんですけれども」と、通常の形で開催することの難しさを指摘した。
その上で「無観客だったらその分の入場料収入がなくなるので、その分の追加費用とかどうなるのかっていうようなデータを、もういい加減そろそろきちんと示した上で、どういう形だったらできるのか、あるいはやっぱり無理なのかっていう辺りを、そろそろ決めなくちゃならない」、「オリンピックがホントにアスリートのため、世界中の人たちのためってことであるんだったら、開催国として、いい加減情報をきちんと出して、どんな形だったらできるんでしょうかってことを模索するか、あるいはもうできないんだったら、早めに、断念をするっていうようなことを決めるってことの方が、僕はもう重要な局面に入ってきているような気がしますよ」と、情報の開示と開催可否の判断を求めていた。