渡辺王将が3連覇へ好発進 将棋王将戦第1局

 第1局、先勝した渡辺明王将(代表撮影)
 対局を振り返る渡辺明王将(右)と永瀬拓矢王座(代表撮影)
 対局を振り返る渡辺明王将(右)と永瀬拓矢王座(代表撮影)
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 渡辺明王将(36=名人、棋王との3冠)に永瀬拓矢王座(28)が挑戦する、第70期王将戦七番勝負第1局第2日が11日、静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で指され、渡辺王将が125手で勝利し、3連覇へ好スタートを切った。

 1日目は研究が進んでいる角代わり腰掛け銀から66手まで進んだが、2日目は午前から長考合戦になった。渡辺王将が永瀬王座の勝負手にも冷静に対応し、常に優勢を保ったまま快勝した。

 渡辺王将は「得意」とする掛川対局の戦績を6戦6勝と伸ばし、「対局は久しぶりだったんですけどそれなりにできたので、ここから調子上げていければと思う」と防衛へ意気込んだ。

 初の2日制タイトル戦で黒星スタートとなった永瀬王座は「難しい局面を作れなかったので、次から作れるようにしたい」と前を向いた。

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