菅義偉首相が１０日、ＮＨＫ「日曜討論」に生出演した。「コロナ禍で政治は　２０２１年　党首に問う」と題し、菅首相を先頭に、各党党首が順番に出演し、キャスターの伊藤雅之解説委員と、中川緑アナウンサーの質問に答えるインタビュー形式で進行した。

　新型コロナウイルス感染拡大に伴う、緊急事態宣言の効果への受け止めや、発令の経緯などについて語った。

　また医療逼迫についての質問には「１都３県を中心に逼迫状況は事実、ただここにきて、コロナ病床を大幅に増やすべく、思い切って政府として助成金を行いました」と述べた。

　ほかに特措法改正や、ワクチンなどについての質問もあった。

　反発が起こっている、全面停止を検討していた中韓など１１カ国・地域との間で合意しているビジネス関係者などの往来を一転、継続したことに関する質問は行われなかった。

　一方で後半は憲法改正などの質問が行われた中では、「『桜を見る会』懇親会の説明責任」「自民党総裁選、解散・総選挙」などの質問が行われた。