吉田鋼太郎「新人のような…」柿澤勇人「演劇の灯を消さない」二人芝居
俳優・吉田鋼太郎(61)が、8日に初日を迎えた柿澤勇人(33)との二人芝居「スルース~探偵~」(東京・新国立劇場小劇場、24日まで、その後地方公演あり)で自身約1年ぶりとなる舞台に立ち、感慨をにじませた。
1970年に英国で発表され、何度も舞台化、映画化もされた傑作ミステリー。著名な推理小説家(吉田)と、その妻の不倫相手(柿澤)による濃密な心理劇が繰り広げられる。
昨年2月以来の舞台に立った吉田は「カーテンコールで胸に迫るものがありました。初心に返ったというか、新人のような気持ちになった」と感無量。緊急事態宣言発出直後の難局にも開幕にこぎつけ、柿澤も「出来る限りのことを行い、演劇の灯を消さないように、一歩一歩前に進んでいきたい」と決意を述べた。
