歌手の平井堅（４８）が２３日、恒例のコンセプトライブ「Ｋｅｎ’ｓ　Ｂａｒ」を無観客オンラインで行った。

　初の配信ライブで、ライブ開催は昨年１２月２４日の上海公演以来、実に１年ぶりだ。「リハビリというか生存確認みたいなコンサートになると思いますが、よろしくお付き合いください」と切り出し、１年ぶりにマイクに歌声を乗せた。

　デビュー２５周年の今年、コロナ禍でライブは全て白紙に。音楽番組にも出演せず、今年初歌唱となったステージで「君の好きなとこ」、「ＰＯＰ　ＳＴＡＲ」など全１４曲の“クリスマスプレゼント”を届けた。

　オリジナル曲とカバー曲を織り交ぜたステージが恒例で、今回はＮｉｚｉＵの「Ｍａｋｅ　ｙｏｕ　ｈａｐｐｙ」を、弦楽器をつまびく音色と共に歌唱。流ちょうなラップも披露し、メロウにしっとり歌い上げた。

　コロナ禍で「無職状態だった」という今年。歌わない１年を初めて経験し、「歌うこと以外何もしてこなかった。４８歳の人間に戻った時に何もないと痛感した」と明かした。

　１年ぶりのステージに「歌手ってこんなに大変なんだと身に染みて感じます」とブランクを打ち明けつつも、「必ず夜は明ける。毎日を一生懸命生きて笑顔でお会いしたいなと思います」と、再会を約束していた。