元大阪府知事の橋下徹氏が１８日、ＭＢＳの情報番組「ミント！」に生出演し、菅義偉首相が観光支援事業「Ｇｏ　Ｔｏ　トラベル」の全国一時停止を表明したことに「菅さんらしくない」「支持率４０％ということに衝撃を受けたのか」などと語った。

　「Ｇｏ　Ｔｏ　トラベル」の全国一時停止が急きょ決まったことに意見を求められ、橋下氏は「僕は反対だし菅さんらしくない。菅さんは経済を重視しているとずっと言っていた。そうすると危険な地域だけ止めればいい。危険じゃないところはやればいい」と地域ごとの医療状況の逼迫性を考慮しながら判断するべきと述べた。

　菅首相は１１日にインターネット番組に出演した際はＧｏ　Ｔｏ　トラベルの一時停止を「考えていない」と述べていた。急きょ変わったことに橋下氏は「菅さんも支持率４０％ということに衝撃を受けたのかな」と毎日新聞の調査で支持率４０％、不支持率４９％となったことに触れた。

　橋下氏は「民主国家において支持率を気にすることはやむを得ない」と理解を示した上で、「本来は支持率がどうであれ本当に国のためになるならやるべき。その上で説明をして支持率を上げることが本来の政治の役割だと思う。僕はそういうスタンスでやってました。菅さんもそうだと思っていた。だからＧｏＴｏも危険な地域はやめる、そうじゃない地域は続行するということで決着すると思っていた」と残念そうに述べた。