ＮＨＫ大阪放送局の角英夫局長の定例会見が３日、大阪市の同局で行われた。

　大阪・道頓堀を舞台に女優・杉咲花（２３）がヒロイン・竹井千代を演じる同局制作の連続テレビ小説「おちょやん」（総合、前８・００ほか）が１１月３０日からスタート。初回からは子役の毎田暖乃（まいだ・のの、９）が千代役で奮闘している。

　コロナ禍で撮影中断があり、再開後も感染対策を徹底しながら収録を続けているだけに、角局長は「無事に始まってうれしく思っている」と安堵（あんど）の表情を見せた。「ものが違う」と評価される毎田の演技を視聴して「小学生とは思えない表現力に驚きの連続です」と絶賛した。

　また、杉咲についても「当然、演技派として定評がある。迫真の演技で、（こちらが）感情移入して物語に没頭できる」と高く評価。杉咲と対面した際、「全力を出し切って、いい作品にしたい」と言われたという。角局長は「座長としての責任感がにじみ出て、（２３歳ながら）風格さえ感じた」と仕事への姿勢に感心していた。