光一「SHOCK」来春1年ぶり帝劇&初映画化 コロナ禍逆手に「今何ができるか」

 KinKi Kids・堂本光一(41)が1日、都内で行われた主演ミュージカル「Endless SHOCK-Eternal-」(来年2月4日開幕。東京・帝国劇場)の制作発表に出席した。今年9月に大阪・梅田芸術劇場でも上演されたニューノーマル仕様のスピンオフ版「-Eternal」を、聖地・帝劇でも披露する。また、公演に先立ち、「Endless SHOCK」本編が映画になり、2月1日から2週間限定で全国公開されることも発表された。

 「SHOCK」シリーズ初の映画化。劇場とスクリーンの異例の“同時上演”が実現する。光一は「スピンオフをやるだけじゃなく、何かプラスアルファがある方がワクワクするんじゃないかと」と自信をにじませた。

 ことの発端は、今年2月の休演期間中。無観客の劇場で試したひとつのチャレンジがきっかけだった。至る場所にカメラを設置し、ドローンやクレーンなども使用しながら通常の客席では見ることのできない角度で本編作品を撮影。すると、そこには新たなエンターテイメントができあがっていた。光一は「舞台は生で見るのが一番ですが、いいものが撮影できたなと思った」と映画化を決意。「階段落ちも見たことのないアングルになっています」と熱く語った。

 劇場での「-Eternal」も、ウィズコロナ仕様のスピンオフ版。大阪公演では、殺陣は映像を用いながら表現し、名物のフライングは無人の舞台上空でのみ飛翔するなど、作品のクオリティーと感染対策と両立させたパフォーマンスで新たなエンタメのスタイルを確立した。

 未曽有の事態を逆手に取って次々に生まれるアイデアに、「コロナがなければやっていなかったこと。今、何ができるか、何を生み出せるかが大切だと思います」と光一。共演のKAT-TUN・上田竜也(35)も「ジャニーさんのように、次々に新しい発想が生まれる。毎回、驚かされます」と話す。

 今年2月26日に新型コロナウイルス感染拡大の影響で上演を中断した帝劇に、1年ぶりに帰ってくる「SHOCK」。上田、前田美波里(72)ら引き続きのカンパニーが光一のもとに集い、たくましいパワーを備え輝く。

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