小沢氏、菅内閣発足1か月「スピード感」強調の首相に苦言「民主主義の破壊において」

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員が16日、公式ツイッターに新規投稿。菅内閣がこの日で発足1か月となり、菅義偉首相が記者団に対して「スピード感を持って、ちゅうちょなく実行に移す」と述べたというNHKニュースを引用し、「スピード感が出ているのは、重要課題の解決においてではなく、民主主義の破壊においてである」と苦言を呈した。

 小沢氏は「スピード感が民主主義の破壊において出ている」とした上で「スピードの出し過ぎで批判の火の手が広がりを見せているが、総理も慣れたもの、国民はすぐに忘れると確信している」と指摘。日本学術会議の任命拒否問題などで批判が高まりながら撤回や具体的な拒否理由の説明をしていないことを踏まえて批判した。

 その上で、小沢氏は「スピード感をもった法治国家の破壊を、断じて許してはならない」と危機感を強めた。

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