三宅裕司 コロナ禍での有観客舞台に「我々が感動するかも」 稽古も異例づくし

 公開舞台稽古に出席した(左から)富山バラハス、三宅裕司、小倉久寛、山城屋理紗=東京・サンシャイン劇場
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 俳優の三宅裕司(69)が8日、東京・サンシャイン劇場で「世界中がフォーリンラブ」(10月9日初日、東京・サンシャイン劇場)の公開舞台稽古と取材会を共演の俳優・小倉久寛(65)らとともに行った。

 今作は三宅が座長を務める劇団スーパー・エキセントリック・シアター初の「純愛」をテーマにした大爆笑ミュージカル・アクション・コメディー。9日の初日に向けて三宅は「初日を迎えること自体がうれしい。足を運んでくれるお客さんを見たらわれわれが感動するかも」と高揚感をにじませた。

 劇中では感染したら誰それ構わず愛してしまうウイルスが登場。誰にウイルスを感染させたいかと問われた三宅はほおを緩めながら「最近生まれた初孫。おじいちゃんを愛してほしい」と切に願っていた。

 コロナ禍により、稽古でも密にならないよう出演者は出演場面以外、参加しない形で対策を徹底した。小倉は「劇団員も見ていないところでやってきた。本番、お客さんが入って、劇団員が爆発すれば良いな」と上演を心待ちにする。三宅も「よくここまで来たなと思います。あとは40年やってきた経験を信じるしかない」とコロナ禍の日本に笑いを届ける準備は万全だ。

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