河野行革相「こんな会見止めたらいい」“ガースー内閣の壊し屋”就任即戦闘モード

 菅義偉首相(71)から行政・規制改革に斬り込む「壊し屋」として指名された河野太郎行革相(57)が17日未明、首相官邸で全閣僚が順番に行うのが慣例で、深夜まで延々と続いた就任会見で、いきなり「こんな会見、さっさと止めたらいい」とぶっ放した。前例主義、既得権、権威主義の典型例だと批判。ネット上などで喝采が起こり、菅内閣初日は夜明け前から戦闘モードに突入した。

 深夜に延々と続く永田町の慣例行事。16日の午後11時から全20閣僚が順番に会見する中、ツイッターで「私は十四番目」「とうとう50分遅れ」と実況投稿していた河野氏に順番が回ってきたのは午前1時を回っていた。

 冒頭で、国民から見て価値創造する改革が必要とし、中央省庁の人材不足を「余計にひどくなってきている。霞が関のブラックなところを是正しないと、良い人材が集まらない」と述べた。

 改革のスピード感を問う質問を受けると、「例えばこの記者会見。各省に大臣が散ってやりゃあ、もう今頃終わって寝てますよね。それを延々ここでやるのは、前例主義、既得権、権威主義の最たるものだ」と批判。「こんな会見、さっさと止めたらいい。ぜひご協力を」と求めた。

 改革に「SNSもしっかり使いたい」とも述べた。

 夜が明けるとニュース番組でも話題の中心となり、河野氏のツイッターには「早速仕事してる」「さすが」「おっしゃるとおり!」「ガンガンいって」と、約1500件のコメントが集まっている。

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