三浦春馬さん 遺書なかった 急死から四十九日…事務所は「自責の念」

 7月18日に亡くなった俳優・三浦春馬さん(享年30)の四十九日を迎えた4日、所属事務所・アミューズが文書を発表し、死去当日の詳細や経緯、遺書がなかったことなど、これまで公表されていなかった事実関係を明らかにした。子役から16年間、三浦さんと歩みながら、深く理解できていなかったのではないかという「自責の念」もつづり、「傑出したアーティスト」を守れなかったと謝罪の言葉も記した。「お別れの会」は年内に開催を予定しているという。

 四十九日の節目に、所属事務所が、急死した三浦さんについて詳細を発表した。同社は「大切な仲間との突然の別れに、深い悲しみを覚え混迷する中、その事実を受け止めるべく喪に服しておりました」とコメント。「傑出したアーティストを守ることができなかったことを、会社としてファンの皆さまに心よりお詫び申し上げます」と謝罪も記した。

 その上で「現時点で弊社が把握しております経緯、確認しております情報をご報告させていただきたいと存じます」と項目を立てて、情報を公開した。

 【当日の経緯】 亡くなった当日は、午後から仕事だった三浦さんを、マネジャーが自宅まで迎えに行ったが連絡が取れず、管理会社に連絡して自宅に入ると「すでに意識のない状態」だったという。応急手当をし病院に搬送されたが「懸命な救命処置も及ばず、14時10分に永眠しました」と説明。「事件性は確認されず、検視の結果から死因は自死であるとの報告を受けました」と自殺だったと初めて公表した。

 【遺書の存在】 「本人が日頃から役作りなど様々な思いを綴ったノートは自宅から発見されましたが、遺書はありませんでした」と存在を否定。自殺の動機や原因に結びつく記述がなかったこと、スタッフ、仕事仲間などへ遺した文章などもなかったとした。

 【仕事の進め方】 オファーを受けると、スケジュール、作品の意味合いを本人の思いも含めて丁寧に担当マネジャーと話し合いながら進めてきたと説明。「留学を中止して帰国するようにマネジャーが指示した」という一部報道を「そのような事実はございません」と否定した。

 また、遺族や友人、所属タレント、マネジャーなどへの「ネット上での根拠のない誹謗(ひぼう)中傷」について「お控えいただけますようお願い申し上げます」との要請もあった。

 7月31日には、ファンのメッセージを預かる追悼サイトを開設。予定している「お別れ会」の開催を、年内をめどに調整しているとも発表した。

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