進次郎大臣が突撃発言…自民議員「ちょっと違った」茶番利用指摘も
2日のフジテレビ「直撃LIVEグッディ」は、自民党総裁選を巡り、1日に小泉進次郎環境相らが直談判に乗り込むも、党員投票を行わないことを決めた自民党総務会に関して伝えた。
出席していた佐藤正久参院議員は同番組のインタビューに答え、ドアに「壁耳はご遠慮ください」の張り紙がはられた室内での様子を明かした。
佐藤氏は、進次郎氏が遅れて入ってきたとし「ちょっとかみ合わないところもあった」と明かした。
進次郎氏らが発言を希望し、総務会長が認めたという。
番組では、党員投票を求める進次郎氏らの直談判が、「茶番」「ガス抜き」に使われたとの指摘もあることを紹介。
佐藤氏によると、当初の議論は、コロナ対策や台風シーズンの到来などを踏まえ、緊急事態に軸足を置き、総裁選出を急ぐべきだとの雰囲気だったというが、進次郎氏が「自民党にとってのメリットがある形であるべきだ」として党員投票を求めたことで、議論の潮目が変わったという。佐藤氏は、進次郎氏の発言は「全体の雰囲気からするとちょっと違ったなと思いました」と述べた。
ここから執行部は、迅速な予算編成が国民のためとして、早期に総裁選出すべきとたたみかけたという。
終了後に、進次郎氏は「フルスペックで総裁公選をやるべきだ」との主張がとおらなかったことを伝え「約150人の国会議員、全国組織の400人のみなさんが(党員投票を)やるべきだと声をあげ、自民党には多様な声があることが改めて証明された。総裁が誰であろうと、より多様な声が反映される自民党を作っていくスタートにしたい」と語っていた。