リリアンさん告別式 鶴瓶の弟子・銀瓶らが参列「華やかでおしゃれな方だった」
かつて関西でおねえ系タレントとして人気を集め、18日に大阪府茨木市内の病院で死去したリリアンさん(本名・下左近信吉さん、享年69)の葬儀・告別式が20日、大阪市の新大阪典礼会館でしめやかに営まれ、落語家・笑福亭銀瓶ら約70人が参列した。喪主は姪の井上佳子さんが務めた。
会場には赤いジャケット、扇子など故人ゆかりの品が展示され、笑福亭鶴瓶、中尾ミエ、円広志、はるな愛らから供花、板東英二らから弔電が届けられた。棺で眠るリリアンさんとの対面の際に、参列者から嗚咽(おえつ)の声が漏れた。出棺時には「リリアン!」と声がかかった。
19日に訃報を知ったという銀瓶は「かわいがっていただいた。20年くらい前に坂東さんとお仕事をさせていただいて、それがご縁で(リリアンさんと)お会いした。最後にお会いしたのは去年の3月。北新地の料理店で師匠の(笑福亭)鶴瓶と3人で食事させてもらいました」と振り返った。
昨年2月に鶴瓶の長男で俳優の駿河太郎の主演舞台に出演した際、大阪松竹座に観劇したリリアンさんから「銀ちゃん、よう頑張ってた。良かった」と声をかけられたという。
目を潤ませた銀瓶は「本当に大・大・大先輩ですけど、偉そうな方じゃなく、若いときからかわいがってくれて、いつも優しい言葉で。子供のときから見ていた方と気安くお話しできるようになったのはうれしくて、自信になりました」と思いを告白した。
「とにかく華やかでおしゃれな方」と故人の印象を語った銀瓶。棺の中の姿について「おきれいなお顔をされていた。赤いメガネがありました」と明かし、「ホンマにもっとお酒を飲んで、話したかったです」と無念さをにじませた。
リリアンさんは、故やしきたかじんさんと親交が深く、多くの番組で共演。1980年代には大阪・北新地にクラブ「マダムリリアン」を開店させた。また、大阪市の商業ビル「京橋グランシャトービル」を始め、関西地方のローカルCMにも複数出演していた。
関係者によると、昨年3月にすい臓がんが判明し、入退院を繰り返した。今年6月末に体調を崩して入院。7月18日の朝に容体が急変し、午前9時17分に息を引き取った。最後の仕事は6月に放送された関西テレビ「桃色つるべ」への出演だったという。
