美保純 29歳で交通事故に遭い顔を大けが、女優危機に「ここまでかなと」

 タレント・美保純が18日に放送されたTBS系トーク番組「サワコの朝」に出演。女優として絶好調だった29歳の時に交通事故で顔面に大けがを負い、引退危機にひんした経験を振り返った。

 美保は「30年前の5月5日でした。ボーイフレンドとオープンカーに乗っていて、電信柱にぶち当たっちゃって。私は助手席でフロントガラスに頭を突っ込んだんです。ガラスの破片をかぶって、あごや頭にも。白いTシャツ着てたのに真っ赤でした」と壮絶な事故現場を振り返った。

 当時は仕事も遊びも思い通りにできていた時期だったといい「ちゃらちゃらして、本当にひどかった。雷が落ちたんです」と明かした。しかし、顔に傷を負ったことで「ここまでかなと思った。しばらく1人で考えるようになりました。本を読んだり、お酒もやめた。そしたら、うわ~って脳が覚めたんです」と、自分自身と向き合うことが転機となったという。

 しかしその後、ケガは治ったが「トレンディードラマの仕事もまったく来なかった」と女優業は軌道に乗らないままだった。「仕事がないし、飲み屋をやろうかなって思ってた。でも松田優作さんが『大丈夫だよ。純は作ってないし、本物だから。本当に美保純じゃん』って」と認めてくれたことが自信につながったという。「何も関係なくやってみようと現場へ行ったんです。せりふもない、主婦A、B、Cみたいな役。でも楽しかった」と演じることの楽しさを再確認したという。

 「今もゴールデンウィークは遊んでない。5月5日は事故記念日と思って、地味に過ごす。それをやっとかないと崩れちゃう気がする。人間は再生するんだなって」と人生最大の危機が転機に変わったことをかみしめていた。

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