映画監督の森崎東さん死去 92歳、脳梗塞 代表作に「時代屋の女房」

 「時代屋の女房」などを手掛けた映画監督の森崎東(もりさき・あずま)さんが16日午後10時15分、脳梗塞のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去した。92歳。長崎県出身。葬儀・告別式は近親者で執り行う。喪主は妻芙美子(ふみこ)さん。

 京都大卒。山田洋次監督らの助監督を担当、「男はつらいよ」シリーズ第1作の共同脚本も担った。1969年「喜劇 女は度胸」で監督デビュー。翌年「男はつらいよ フーテンの寅」を監督。「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」など人情喜劇の名手で知られた。

 「ニワトリはハダシだ」は東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞。85歳で監督した「ペコロスの母に会いに行く」はキネマ旬報ベストテンで日本映画1位に選出された。

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