吉本新喜劇、4カ月半ぶりに再開 川畑座長「ちょっとノドが痛い」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月2日から休演していた吉本新喜劇が17日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で、約4カ月半ぶりに再開された。

 収容858席中112席だった客席使用制限が404席に緩和される中、観客156人が来場した久々の舞台。「移住初日の田舎で起こったドタバタ」を描いた1回目の公演を終えた川畑泰史座長(53)は「長かった。通常の(客席の)距離と違うけど、舞台に立ててうれしい。お客さんがたくさん来られて、拍手で迎えられたことをうれしく思う」と感謝の思いを口にした。

 ブランクを感じたことを聞かれると「島田珠代さん以外は(自粛中に)一切、大きい声を出していないので、僕はちょっとノドが痛い。(通常の)火曜の初日から始まって、金曜の夜くらい(の痛み)。きょう始まったばかりなのに」と苦笑した。

 演出上、避けられる密は回避したという。この日はベテランの末成映薫、浅香あき恵、島田が会見に同席したが、川畑座長は「ソーシャルディスタンスが取りやすいメンバー。入団当初の30年前からソーシャルディスタンスを取ってる」と発言。浅香から「ええかげんにせえよ」と怒られていた。

 自粛中、川畑座長は小籔千豊、すっちー、酒井藍の座長メンバーと、オンラインゲーム「フォートナイト」を楽しみながらコミュニケーションを取っていたという。

 この日、末成は「舞台に立てることがこんなにうれしいことだと痛感した」と話し、浅香は「心配したのは声」と明かしたが、楽しそうに演じきった。“復活”第1弾の出来栄えについて、川畑座長も「ほとんどみんな間違えることなく、いつもより調子が良かった」と称賛していた。

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